オウンドメディアの作り方|個人でも作れる簡単な方法を事例付きで解説
✔当記事はこのような方に向けて書かれています
「オウンドメディアって何?誰でも作れるの?」
「オウンドメディアの作り方が知りたい!」
「オウンドメディアの事例ってある?」
✔当記事を通じてお伝えすること
- オウンドメディアで知っておくべきこと
- オウンドメディアとブログの違い
- オウンドメディア構築の手順
当記事では、オウンドメディアとはどんなものかだけでなく、その作り方や筆者が関わったオウンドメディアの事例まで丁寧に解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
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オウンドメディアについて知っておくべきこと3選

こちらでは、オウンドメディアについての基礎をお伝えします。
まずはオウンドメディアとほかの違いを理解することで、そもそもオウンドメディアが必要なのかが判断できるのです。
- オウンドメディアとは?
- オウンドメディアの役割
- 個人に役立つオウンドメディアの定義
オウンドメディアとは?
オウンドメディアとは、あなた自身が所有している媒体(メディア)のことをいいます。
- オウンド:Owned(所有する)
- メディア:Media(メディア)
ホームページなども所有しているメディアの一部ではありますが、以下の理由で今回のオウンドメディアとは少し異なります。
- ブログサービスなどを活用していると厳密には、あなた個人が所有できていないことがある
- オウンドメディアとは、企業用サイトとは違い、情報メディアのことを指して使われる
あなた個人が所有している、情報提供をするメディアのことをいうのです。
オウンドメディアの役割
オウンドメディアの役割を整理していきましょう。
なぜなら、単なる企業や店舗のサイトとは異なる役割を持つのがオウンドメディアだからです。
オウンドメディアの主な目的・できることをまとめると以下のとおりになります。
- 読者へ役立つ情報発信をする
- オウンドメディア所有者のブランディングやファンを構築する
- Google検索で上位表示されることで、新規顧客の獲得に繋がる
個人に役立つオウンドメディアの定義
個人に役立つオウンドメディアとは、ブランディング・集客に繋がるウェブサイトのことです。
オウンドメディアにより、自動的に見込み客から問い合わせや契約がなされるような仕組みが構築できます。
各業界の顧客との間に入っている仲介メディアを通すことなく、顧客に直接あなたの情報を届けられるようになるのです。
オウンドメディアの理解を深める|ブログ3種類を徹底解説

ブログ3種類について、それぞれの特徴を解説します。
オウンドメディアとブログは似ているので、ブログの種類を理解すれば、個人で活用できるオウンドメディアが明確になります。
- 個人が運営するブログ
- 事業者の運営するビジネス用のブログ
- 広告目的のアフィリエイトブログ
個人が運営するブログ
個人が運営するブログとは、個人の方が情報発信を目的として公開しているものです。
中にはオウンドメディアといえるものもありますが、基本的には以下の理由により、オウンドメディアとはなりません。
- ブログサービスなどを活用して、所有していない(オウンドではない)
- ブランディングやサービスの提供が目的ではない
オウンドメディアとブログとでは、目的や形態が少し異なるのです。
事業者の運営するビジネス用のブログ
事業者の運営するビジネス用のブログは、事業者の持つ知見や経験を読者に情報発信しているメディアのことです。
事業者は独自でサイトを所有している(独自ドメインを持っている)ことも多いので、多くの場合オウンドメディアといえるでしょう。
ただし目的が単なる情報発信で終えていると、当記事のオウンドメディアとは目的が異なることになります。
広告目的のアフィリエイトブログ
個人や法人が運営するアフィリエイトブログもあります。
アフィリエイトブログは、アクセスを集めて、広告収入を稼ぐものです。
自社のサービスではないものを紹介するため、ここでいうオウンドメディアとは少し異なります。
ブログにはないオウンドメディア3つのメリット

こちらでは、ブログと比べたときのオウンドメディアのメリットを見ていきます。
ブログの方が簡単で、結果がでるのではないかと思う方も多いでしょう。
- アクセス数にこだわりすぎなくて良い
- 既存顧客へのブランディング効果がある
- 新たな営業先開拓に使える
アクセス数にこだわりすぎなくて良い
個人のオウンドメディアのメリットのひとつは、アクセス数にこだわりすぎなくて良いことです。
なぜなら、アフィリエイトブログなどではアクセスが月に何十万もなければ一定の収益が得られないのに対して、オウンドメディアでは数件の問い合わせでもちゃんとした売り上げになる可能性があるから。
もちろんどのような目的のオウンドメディアかにもよりますが、不特定多数の幅広い読者よりも、特定の層に絞ったメディアの方が、目的を果たせる可能性が高いです。
既存顧客へのブランディング効果がある
既存顧客へのブランディング効果を狙うこともできます。
正しい情報をたくさん発信すれば、既存顧客もホームページを覗いてくれるはず。
読めば読むほど、あなたの知識が豊富なことにますますファンとなってくれるでしょう。
新たな営業先開拓に使える
オウンドメディアを活用すると、新たな営業先の開拓にも使えます。
なぜ開拓ができるかというと、検索上位にくる記事を持ち込めば、一種の権威者としての信頼を得られるから。
実際にITCでは、検索上位にきた記事をもって、公的機関や周りの関係者を回ることで、オウンドメディア所有者への顧客紹介へ繋がるよう営業をかけています。
良い記事を公開することが、新たな見込み客の獲得に繋がるのです。
オウンドメディアが個人ビジネスの集客に向いている理由5選

オウンドメディアが集客に向いている理由を見ていきましょう。
もしメリットを感じなければ、オウンドメディアは必要ありません。
- 広告費がかからない
- 変更・改善が容易である
- サービス向上に繋がる
- 角度が高い顧客にピンポイントで届けられる
- メディア自体が資産になる
広告費がかからない
オウンドメディアが個人事業者の集客に向いている理由のひとつは、広告費がかからないこと。
ホームページは一度公開すれば、何ページ載せようが費用は変わりません。
例えばITCでは、初期費用がゼロなので、ホームページ制作と運用でかかる費用は以下だけ。
- 月額5,000円代(サーバー代込み)
- ドメイン取得・更新費用(年に1度1,000円から3,000円程度)
上手く軌道にのれば、コストがかからず宣伝できるとても強力なツールとなるでしょう。
変更・改善が容易である
変更や改善が容易なことも、オウンドメディアのメリットです。
ホームページは動画などと違い、部分的な変更が簡単にできます。
ITCでも、一度公開したホームページの反応を見て、随時更新を繰り返し、より良いSEO対策を施しています。
オウンドメディアは一発勝負でなく、育てていけるのが良いところです。
サービス向上に繋がる
オウンドメディアを運営しているとサービスの向上に繋がるでしょう。
その理由は、ホームページへのアクセスや反応を見て、読者はもちろん、世間のニーズがわかってくるからです。
Googleなどの検索エンジンは日々のトレンドにも反応して、読者ニーズをデイリーで更新しています。
急激にアクセスが増減すれば、それだけ顧客のニーズが動いているということ。
オウンドメディアを管理していると世の中の動きに敏感になれるのです。
角度が高い顧客にピンポイントで届けられる
角度が高い顧客に情報を届けられるのも、オウンドメディアのメリットです。
なぜならオウンドメディアは、検索のキーワードやSNSからのアクセスを促すことが多く、アクセスの時点で読者に一定のニーズがあることが多いからです。
例えば、当ページは「オウンドメディア 個人」というキーワードを狙って公開しました。
書いている今では結果がわかりませんが、アクセスした皆様ならその結果がわかるはず。
届けたい顧客に届けられるのは、オウンドメディアの大きなメリットです。
メディア自体が資産になる
メディアは資産になります。
メディアには以下のように価値が付くことがあるのです。
- 優良なドメイン(◯◯.co.jpなど)を買いたい人がいる
- 広告を載せたい人がいる
- 優良なドメインの下で、メディアを運営したい人がいる
資産とはつまり、誰かがお金を払ってでも手に入れたり、使いたかったりするもの。
優良なメディアとなれば、メディア自体が魅力的なサービス・商品となるのです。
オウンドメディアの作り方

オウンドメディアの作り方を一から解説します。
SEO対策として、おこなうべき手順があるのです。
- 自身の事業を明確にする
- 顧客像(ペルソナ)を設定する
- メディアのテーマ・目的を決める
- カスタマージャーニーマップの作成する
- 検索キーワードを並べる
- コンテンツマップを作成する
- キーワードを決定する
- ページ作りをおこなう
自身の事業を明確にする
オウンドメディアを作る一歩目は、あなたの事業を明確にすることです。
なぜなら、Googleなどの検索エンジンは、情報を発信している人がその道の専門家かどうかを気にしているから。
事業を明確にし、Googleビジネスへの登録などを済ませるとなおさら良いでしょう。
検索エンジンを挙げるためには、あなたの話を聞く必要があるとGoogleに認識してもらう必要があるのです。
顧客像(ペルソナ)を設定する
事業を明確にしたら、ペルソナの設定をしましょう。
ペルソナとは、届けたい読者層、つまり見込み客のこと。
なぜなら、漠然とした記事では、誰が読んでも内容の浅い記事となり、結果として良い記事とは見なされないからです。
ITCは、大企業を相手にしたいのではなく、個人事業主や開業したばかりの事業者を応援したいと立ち上げました。
ターゲットを明確にすることで、届けたい情報の選定ができるようになるのです。
メディアのテーマ・目的を決める
ペルソナに合わせて、メディアのテーマと目的を決めましょう。
「誰に」がきまったら、その人に「何を」してもらいたいかがわからなければ、メディアのゴールがわかりません。
例えば、提供したいサービスによって以下のような目的が選べるでしょう。
- サービスへの問い合わせ
- 製品・サービスの購入
- 広告・アフィリエイト収入
サービスへの問い合わせ
サービスへの問い合わせを目的にできます。
例を挙げれば以下のとおり。
- 不動産会社:物件への問い合わせ
- 税理士事務所:相続についての問い合わせ
- ネイルサロン:施術の予約
製品・サービスの購入
製品やサービスの購入をゴールとすることもできます。
例えば以下のようなメディアに携わったことがあります。
- レンタルサーバー会社:目的はサーバーへの申し込み
- おべんとう屋さん:目的はお弁当の注文
広告・アフィリエイト収入
ご自身のサービス提供が目的でない場合は、広告やアフィリエイトを目的ともできます。
ただしこの場合は自社サービスよりも単価が下がるので、多くのアクセスが必要になるでしょう。
また当記事でご紹介するオウンドメディアには含んでおりません。
カスタマージャーニーマップの作成する
メディアの目的を決めたら、カスタマージャーニーマップを作成します。
カスタマージャーニーマップを使うことで、顧客の購買までの流れがわかりやすくなるのです。
人の購買には以下のようなステップがあります。
- 現状に不平や不満を感じる
- 新しい改善策への欲求が生じる
- 欲求に従い、情報を集める
- 集めた情報を比較検討する
- 購買を決心する
- 行動に移す
どの時点でアクセスしてもらうことを想定し、どのようにして目的までたどり着くのかを明確にしていきましょう。
検索キーワードを並べる
顧客像やアクセスする状況が明確になったら、検索キーワードを洗い出しましょう。
1から3語の検索キーワードこそ、顧客の悩みが反映されているからです。
まずは可能性があるものを広い範囲でひろうために以下のようなサービスを使います。
- rakkoキーワード
- Google キーワードプランナー
Googleの検索バーに打ち込むと、自動で出てくるサジェストワードを拾っていくのも良いでしょう。
まずはできるだけ多くのキーワードを並べていきます。
コンテンツマップを作成する
キーワードが一定数でてきたら、コンテンツマップを作成します。
コンテンツマップを使うと、サイトにどんなページが必要かが明確になるのです。
例えば、税理士事務所のオウンドメディアであれば、以下のようなページが必要です。
- アクセスを集めるページ
- 事務所の概要がわかるページ
- 事務所の強みが分かるページ
カスタマージャーニーマップやキーワードを活用しながら、読者の進んでいく道を考えていきます。
キーワードを決定する
コンテンツがはっきりとしたら、キーワードを決定します。
キーワードをある程度しぼらなければ、それこそ漠然としたサイトになってしまうからです。
読者像や目的に合わせて、一定数のキーワードに収まるようにしてください。
ページ作りをおこなう
準備が整ったら、いざページ作りをおこないましょう。
手順はこちら。
- 読者の悩みを特定する
- ページの構成を考える
- ページを作成する
読者の悩みを特定する
キーワードに隠された、読者の悩みを洗い出します。
悩みの解決とならなければ、良いページとなりません。
そのためには検索上位記事のページを見てみると良いでしょう。
上位の記事が今の所、読者ニーズを最も満たしているという評価を得ているのです。
ページ構成を考える
悩みが特定できたら、ページの構成を考えます。
読者が読み進めやすい順番にするのです。
読者が途中で離れてしまうことを、離脱といいます。
離脱率が高いと良いページとは見なされないので、注意が必要です。
ページを作成する
構成までできたら、ページを作成しましょう。
誤字や脱字、コピペはもちろん禁止です。
丁寧に仕上げてください。
オウンドメディアにWordPressがおすすめな理由4選

オウンドメディアには、WordPressが非常に有効です。
その理由は以下のとおり。
- 無料で使える
- 内部SEO対策が万全
- さまざまなプラグインが使える
- 更新が簡単
無料で使える
WordPressは無料で使えます。
GPLというライセンスで、誰でも無償で使えるようになっているのです。
コストがかからないので、始めやすいのはWordPressが普及している大きな理由のひとつといえるでしょう。
内部SEO対策が万全
WordPressは内部SEO対策が万全です。
なぜなら、多くの人が使い、たくさんの更新・改善が繰り返されているから。
内部SEOとは、サイト全体の構造を検索エンジンが理解しやすいということ。
WordPressを使うと、内部SEOを知らなくても、自然と最適化されているのです。
さまざまなプラグインが使える
WordPressには、プラグインという拡張機能があります。
拡張機能を使うことで、必要な機能がほとんど無料で付けられるのです。
ページの目的に合わせて、機能を拡張できるのはWordPressを使うメリットといえます。
更新が簡単
WordPressを使うと更新が簡単です。
なぜなら、WordPressには使いやすい管理画面があり、管理画面から誰でも編集ができるから。
一度ホームページができてしまえば、細かいところは自分でできます。
わざわざ業者に頼んで、コストをかける必要がありません。
まとめ:オウンドメディアは個人のビジネスようこそ活用できる

当記事の内容をまとめます。
- オウンドメディアは個人が使えるコスパの良い集客ツール
- オウンドメディアではSEO対策が重要
- WordPressを使ってオウンドメディアを作るのがおすすめ
ITCでは、格安でホームページ制作やオウンドメディアの構築をお手伝いします。
ご自身で作ってみて、困ったことがあればいつでもお気軽にご相談ください。